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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル PGM(白金族)
2021年3月24日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社のOktyabrsky鉱山、Taimyrsky鉱山、Norilsk選鉱プラントの操業再開計画

 2021年3月16日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、今後3~4か月以内にOktyabrsky及びTaimyrsky鉱山における採掘を完全に回復させる予定である。2月12日、坑道掘削作業中に、Oktyabrsky鉱山で地下水の流入が確認され、浸水が止まるまで鉱山の操業を一時的に一部停止することが決定された。また、Taimyrsky鉱山にも、Oktyabrsky鉱山からの連結坑道から水が流入しているため、同鉱山でも操業を一部停止した。
 同社のNorilskディビジョンの計画では、Oktyabrsky鉱山(鉱石年産量500万t)は2021年4月後半から5月に採掘を漸次回復させる。Taimyrsky鉱山(鉱石年産量430万t)の採掘再開は6月初めを予定しているが、完全な回復には約1か月を要する。Norilsk Nickel社の試算では、生産量はニッケル35千t減(以前承認された予想より15%減)、銅65千t減(同16%減)、白金族金属22t減(同20%以上減)となる見込みである。同社の以前の計画では、2021年の生産量はニッケル22~23万t、銅39~41万t、白金族金属105~111tとなっていた。
 Norilsk選鉱プラントの操業再開については2月20日、Norilsk選鉱プラントの2つのラインのうちの1つ(斑岩鉱処理ライン(鉱石年間処理能力約520万t))で砕鉱場の一部崩壊により、3名が死亡、5名が負傷し、斑岩鉱処理ラインは停止された。近代化に向けた修理工事が終了する4月15日までに同ラインは再稼働可能となるが、稼働再開については連邦環境・技術・原子力監督局(Rostechnadzor)の検査を経て決定される。銅ライン(鉱石年間処理能力約400万t)は、点検と修理のため3月9日に停止され、3月15日に稼働を再開した。選鉱プラントの操業停止中、Zapolyarny鉱山(南部クラスター・プロジェクト)での採掘は継続されている。

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