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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類 リチウム
2021年3月29日 ロンドン 遊佐茂雄

英:政策ペーパー「Global Britain in a Competitive Age」を公表

 2021年3月16日付けのプレスリリースによると、英国政府は政策ペーパー「Global Britain in a Competitive Age: the Integrated Review of Security, Defence, Development and Foreign Policy(競争が激しい時代の世界における英国:安全保障、防衛、開発及び外交政策の統合レビュー)」を公表した。今後10年間の世界における英国の役割のための政府のビジョンと2025年までに取るべき行動について説明している。
 この中で、今後10年間のトレンドの1つとしてEconomic statecraft(経済的外交策)の使用を挙げている。より多くの国家がEconomic statecraftを競争ツールとして採用し、保護貿易主義と経済ナショナリズムの強化だけでなく、ライバルの経済的利益と安全保障上の利益を標的として弱体化させるために、経済的ツールを意図的に使用することが含まれる場合があるとしている。レアアースを含む重要鉱物などの希少な天然資源をめぐる競争が激化し、この供給管理は他の問題への影響力としても利用される可能性があるとしている。
 また、戦略的フレームワークのうち、開かれた強靱なグローバル経済のための優先行動の1つとして、ゼロカーボン世界経済への移行を加速することに加え、医療機器やレアアースなどの重要な商品の貿易パートナーシップと国際協力を通じた英国への供給の多様化を掲げている。G7議長国として、ターゲットを絞った貿易の促進や貿易障壁の低下などのマーケット主導の戦略の活用、例えば、OECDを通じたグローバルサプライチェーンの脆弱性評価のための多国間アプローチの開発、クリーンな成長を目指したより大きな循環型経済を支援するための国際基準の推進、危機の際に重要な商品の貿易を継続するための協定の確立を実施するとしている。英国国内では、リチウムなどの重要鉱物の国内での探鉱と加工、そして実行可能な循環型経済を確立するためのこれらの回収、リサイクル、再利用の機会を引き続き模索するとしている。政府はGetting Building Fund、Local Enterprise Partnership、Smart Grantsなどを通じて、Cornwallにおいて多数のパイロットプロジェクトを支援している。

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