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2021年3月30日 サンティアゴ 椛島太郎

チリ:産業開発公社がサポートする鉱業におけるグリーン水素技術開発

 2021年3月23日付け地元メディアは、チリ産業開発公社(CORFO:Corporación de Fomento de la Producción)がサポートする鉱業界におけるグリーン水素関連の技術開発事例3件を紹介した。
 鉱業省とエネルギー省による公表値によると、チリ国内鉱業におけるエネルギー消費量の45%が運搬トラックによるもので、年間70億tのCO2が発生している。現在1,500台以上のホウルトラックが使用されており、平均すると1台あたり毎日3,600Lのディーゼルが消費されているため、グリーン水素を燃料として供給するという選択肢に対する関心は政府、企業共に高い。
 現在CORFOがサポートしているプロジェクトは以下のとおり。
(1)ディーゼル変換:オーストリアに本拠地を置くAlset Global社のチリ子会社、カトリカ大学、サンティアゴ大学、BHP、Anglo American、CAP社、西Acciona、及び仏Engie社によるデュエル燃料トラックの開発。費用は20mUS$であり、CORFOは5.8mUS$を支出。エンジンの開発は90%進んでおり、年末までに操業鉱山でテストされる予定。
(2)水素セル:Federico Santa María工科大学、加Ballard Power Systems社、西国立水素センター(CNH2)他による坑内採掘鉱山の燃料電池トラックにグリーン水素を使用するプロジェクト。費用2.2mUS$の半額をCORFOが助成する。
(3)ハイブリッドエンジン:豪CSIRO社、豪Mining3社、及び仏Engie社による「Hydra」と呼ばれる水素ベースバッテリーとセルを備えたハイブリッドエンジンの開発。費用1.2mUS$のうち350kUS$を助成する。

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