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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年3月31日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:PTFI、中国Tshingshanと合意予定

 地元メディアが2021年3月25日に伝えたところによると、インドネシアの金・銅大手PT Freeport Indonesia(PTFI)と中国の青山集団(Tsingshan Steel)は、North Maluku州Weda Bayでの銅製錬所開発プロジェクトについて、3月28日の週に合意に署名予定である。Luhut Binsar Pandjaitan海事投資調整大臣は、変更がなければ、PTFIと青山集団との間でWeda Bayでの銅製錬所開発計画に署名する予定と述べるとともに、銅製錬所プロジェクトは、青山集団のニッケル製錬所と統合され、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池(LIB)生産のための材料を生産し、政府目標を実現するのに役立つと述べた。また、同大臣は、銅製錬所プロジェクトは、政府の目標に沿って2023年に完了すると付け加えた。
 PTFIは、2023年まで銅精鉱の輸出を継続することを許可される条件の一部として、政府から国内の銅製錬所を開発することを要求されている。同社は、East Java州Gresikで200万t/年の処理能力と3bUS$の総投資額を有する銅製錬所を開発するため初期プロセスを開始したものの、膨大な投資コストを削減するため、処理能力を1,700千t/年に下方修正し、East JavaでPTFIが株式25%を所有するPT Smeltingの銅製錬所の処理能力を300千t/年追加した。
 その後青山集団はPTFIに対し、Weda Bayでのニッケル加工施設で銅製錬所を2.5bUS$の投資コストで開発し、2,400千t/年の処理能力で、600千t/年の銅カソードを生産することを提案、政府高官は先月、青山集団が投資の約92.5%を負担し、PTFIが残りの7.5%を負担すると発表していた。
 PTFIの株式51%以上を所有する国営鉱業持株会社MIND IDのCEOであるOrias P. Moedak氏は、初期の3bUS$の投資計画の下では、MIND IDは1.2~1.5bUS$を負担しなければならず、PTFIと青山集団の間の協力案は、投資要件が低くなりMIND IDの経済的負担が少なくなることから、PTFIと青山集団の間の協力案を支持するとしている。

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