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2021年4月9日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社の主要株主、取締役会に対してBystrinskyプロジェクトのスピンオフの検討を要望

 2021年3月28日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社の主要株主(Interros社、Rusal社、Crispian社)は、全株主の利益のためにBystrinskyプロジェクトのスピンオフを検討するよう取締役会に求めている。
 Norilsk Nickel社はBystrinskyプロジェクトの50.01%を所有しているが、主要株主は、BystrinskyプロジェクトにおけるNorilsk Nickel社の持分を、同社の全株主に分配するよう提案している。必要な許可の取得や、株主総会等の会社手続きにかかる時間を考慮すると、スピンオフ実施には約2年を要するとみられる。Norilsk Nickel社の主要株主は、Vladimir Potanin氏のInterros社(34.6%)、Rusal社(27.8%)、Roman Abramovich氏及びAleksandr Abramov氏のCrispian社(4.7%)である。
 Norilsk Nickel社のVladimir Potanin社長は、「Bystrinsky採鉱選鉱コンビナート(Bystrinsky GOK)は遠隔地にあり、実質的にNorilsk Nickel社の生産フローに組み込まれていない独立した資産である。Bystrinskyプロジェクトには、市場にとって興味深い独自の投資ストーリーがあり、スピンオフによって、Norilsk Nickel社の全株主に新たな価値がもたらされる」とコメントした。
 Bystrinskyプロジェクト(Bystrinskoe鉱床、Bystrinsky GOKを含む)を所有するのは、Norilsk Nickel社(50.01%)、CIS NRF Holdings(Interros社傘下、36.66%)、United Resources Limited(HOPU Investments社傘下、13.33%)で、プロジェクトのオペレータは、Norilsk Nickel社傘下のGRK Bystrinskoe社である。プロジェクトは、ロシア極東における最大級の採鉱・選鉱事業であり、鉱石年間処理能力10百万tの選鉱プラントを有し、2019年に操業を開始、Bystrinskoe鉱床を露天掘りで開発している。2020年の生産量は銅精鉱(純分)63千t、金精鉱(純分)241千ozであり、収益は1.004bUS$、EBITDAは717mUS$であった。

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