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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年4月22日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:政府、製錬所プロジェクトの資金調達を支援する外国金融機関を検討

 地元メディアが2021年4月16日に伝えたところによると、インドネシア政府は、国内の製錬所プロジェクトの資金調達を支援するため、米国、ヨーロッパ、アジア等の金融機関の参画を追求しようとしている。エネルギー鉱物資源省のSugeng Mugiyanto鉱物開発管理局長は、追求策の中には、政府がさまざまな国内製錬プロジェクトについて発表する国際的なイベントに外国金融機関の参加も含まれると述べた。
 インドネシア政府は、鉱産品からの大きな価値を生み出すため、国内の製錬所開発を推進してきた。2020年初頭から未加工ニッケル鉱石の輸出を禁止しており、2023年には他の鉱石の輸出も禁止する予定。これまでに19の製錬所が稼働しており、そのほとんどがニッケル製錬所で、他の34の製錬所プロジェクトは、建設中または計画段階にある。Sugeng Mugiyanto局長によると、エネルギー鉱物資源省は、国家戦略プロジェクトのステータスを取得するプロジェクトを提案することで、製錬所開発事業者によるプロジェクトの資金調達を支援する。
 PT Bank Mandiriの鉱業アナリストであるAdjie Harisandi氏は、ベースメタル業界に対する銀行のローンは充実しておらず、2020年12月の不良債権比率も約9.5%と比較的高いと述べるとともに、ニッケル採掘活動の劣悪な環境に対する懸念もあると付け加えた。

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