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鉱種:
コバルト ニッケル
2021年4月28日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社とJohnson Matthey社、ニッケルとコバルトの長期供給で合意

 2021年4月19日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社と英国の精密化学技術企業Johnson Matthey社は2021年4月、Johnson Matthey社がフィンランドに建設中の生産施設に対するニッケルとコバルトの長期供給に関する契約に調印した。
 Norilsk Nickel社は4月初め、欧州における電気自動車(EV)用等のバッテリー部品製造用の高品質で、責任を持って調達される金属の需要拡大に対応するため、フィンランドの自社プラントNN Harjavalta社においてニッケルとコバルトの生産を拡大する持続可能な計画を発表した。NN Harjavalta社の製品群は、Johnson Matthey社のフィンランドのプラントや、ポーランドの既存プラントにおける前駆体および正極活物質生産の要件を満たす上で重要な役割を果たすとされている。
 一方、Johnson Matthey社は、EVメーカーが必要とする、超高エネルギー密度の正極材料を製造する第2商業プラント(生産能力30千t)をフィンランドに建設することを発表した。
 また、Norilsk Nickel社とJohnson Matthey社は、今後の金属供給のさらなる拡大の機会を探るための覚書にも調印した。両社は、新しい金属溶解技術の開発、ゼロエミッション循環型経済の可能性、ブロックチェーン技術を用いたサプライチェーンのトークン化、サプライチェーンの安定性向上など、バッテリー材料分野におけるサプライチェーンの重要課題について協力していく予定である。トークン化されたスマートコントラクトを使用することで、責任ある調達の厳しい基準を満たすために、金属の原産地を管理し、カーボンフットプリント等の関連環境情報を追跡することが可能となるとされる。

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