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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2021年5月6日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:PT Merdeka Copper Gold、AIMプロジェクトのFSを完了

 地元メディアが2021年4月26日に伝えたところによると、インドネシア証券取引所(IDX)上場の金・銅鉱業会社PT Merdeka Copper Goldは、Central Sulawesi州で計画中の酸化鉄金属(Acid Iron Metal, AIM)プラントのFSの完了を発表した。同社によると、FSは2021年3月にDRA Pacific社によって完了し、Beijing General Research Institute of Mining and Metallurgy(BGRIMM)、PT Lorax、Orewin社、CRU社、PT Hatchなど他のコンサルタントからの専門家の意見によりサポートされ、AIMプロジェクトの技術面、経済面、環境面の実現可能性を確認したと述べた。AIMプロジェクトは、290mUS$のプロジェクト資本コストに基づき、26%の内部収益率(IRR)、8%の割引率で、407mUS$の正味現在価値(NPV)を生み出す。同社のSimon Milroy副社長兼最高経営責任者は、調査結果に満足しており、AIMプロジェクトが、将来のインドネシアの酸供給の観点から、同社にとって魅力的な成長の機会であることを確認していると述べている。
 AIMプロジェクトは、Central Sulawesi州MorowaliにあるIndonesia Morowali工業団地(IMIP)で、Maluku州の同社のWetar銅プロジェクトからの高品位の使用済み黄鉄鉱を処理するものであり、鉄鉱石、銅、金、銀、硫酸などを生産する。酸については、IMIP内で高圧酸浸出(HPAL)プラントを建設している企業に対し、硫酸を販売するための事前交渉を行っており、交渉は2021年前半に完了する予定。インドネシアでは、さらにHPALプラントが建設される予定で、酸需要の大幅な増加が見込まれており、同社は、AIMプロジェクトが2021年第2四半期に建設を開始し、2022年第4四半期に酸の供給を開始することを目標としていると述べた。
 同社は以前、子会社のPT Batutua Pelita Investamaが、Wealthy Source Holding Limited及びEternal Tsingshan Group社と、AIMプラントを建設するためのJVを設立する契約を締結したと述べており、同社はJVの80%の持分を保有している。

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