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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年5月7日 ロンドン 倉田清香

その他:ILZSGの亜鉛需給予測、2021年は353千tの供給過剰

 2021年4月27及び28日、新型コロナウイルスのためオンライン会議で国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)が開催され、亜鉛の2021年の需給予測について協議が行われた。その結果、ILZSGは亜鉛の需給バランスについて、2021年は353千tの供給過剰と予測した。
 供給サイドについて、亜鉛鉱山生産量は、2020年は4.9%減であったが、2021年は前年比5.7%増の12.92百万tと予測した。主に豪州、ボリビア、インド、カザフスタン、メキシコ、ペルー、南ア及び米国において増加が見込まれる。中国については、2020年は3.7%減であったが2021年は1.7%増と予測している。
 亜鉛地金生産量は、2020年は1.6%増であったが、2021年は前年比3.1%増の14.13百万tと予測した。中国の2020年の亜鉛生産量は2.9%増であったが、2021年はさらに前年比2.8%増と予測しているまた、米国では、年間生産量155千tを有するNorth Carolina州MooresboroのAmerican Zinc Recylers社の2次工場がフル生産を開始したことにより、生産量の増加が見込まれる。
 需要サイドについて、亜鉛地金の消費量は、2020年は3.9%減であったが、2021年は前年比4.3%増の13.78百万tと予測した。中国については、2020年は1.3%増であったが、2021年はさらに前年比1.8%増と予測している。中国以外では、2020年は新型コロナウイルスによるパンデミックとこれに関連する経済の悪化の厳しい影響を受け、2020年は8.7%減少した。しかし、2021年は回復が予想され、欧州では前年比6.9%増、日本では前年比15.4%増が見込まれる。2021年はインド、韓国、台湾、トルコ及び米国でも増加が見込まれる。

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