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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年5月7日 ロンドン 倉田清香

その他:ICSGの銅需給予測、2021年は80千t、2022年は110千tの供給過剰

 2021年4月29及び30日、新型コロナウイルスのためオンライン会議で国際銅研究会(ICSG)が開催され、2021年及び2022年の銅需給予測について協議が行われた。その結果、ICSGは2021年及び2022年の銅需給バランスについて、2021年は約80千t、2022年は約110千tの供給過剰と予測した。
 供給サイドについて、銅鉱山生産量は2020年の制限から回復し、最近認可を受けた鉱山の立ち上げや規模拡大、大規模プロジェクトの計画どおりの開始により、2021年は前年比3.5%増と予測した。2022年は、ここ数年で開始した鉱山立ち上げ、新しい主要プロジェクトの開始、規模拡大、これらに加えて世界的なパンデミックの改善により、さらに前年比約3.7%増と予測した。
 銅地金生産量は、2021年及び2022年ともに前年比約3%増と予測した。2021~2022年にかけて、世界的なロックダウンによる悪影響からの全体的な回復や、中国とDRコンゴの継続的な規模拡大が銅地金生産量の3%成長を後押しすると見込んでいる。
 需要サイドについて、銅地金消費量は、2021年は前年比約0.2%増、2022年は前年比3%増と予測した。2021年は、中国の銅地金輸入量は過去最高を記録した2020年を下回ると予想されており、中国の見かけ上の消費量の伸びに悪影響を及ぼしている。2021年の中国の見かけ上の消費量は前年比約4.5%減と予想している。中国以外では、2021年は世界経済活動の改善が予想され、前年比約7%増と予想している。2022年は、世界経済及び銅の最終消費部門の回復が続き、世界的パンデミックの改善が予想され、前年比約3%増と予測した。

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