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ニュース・フラッシュ

鉱種:
マンガン
2021年5月10日 シドニー Whatmore康子

クック諸島:ベルギーGlobal Sea Mineral Resources社、太平洋海底でロボットを使用した試験的なマンガン団塊採掘を実施中

 2021年4月29日付けのメディアによると、海洋インフラの建設や浚渫事業を行うベルギーDEME社の傘下であるGlobal Sea Mineral Resources(GSR)社は、ハワイとメキシコの間に位置する太平洋海底のClarion-Clipperton Zoneで、同社の開発したロボット「Patania II」を利用したマンガン団塊の試験的な採掘を行っている。GSR社は、2013年に国連の国際海底機構(International Seabed Authority)と、海底鉱物資源の探鉱に関する15年間契約を締結したことに基づきこの採掘を行っているが、採掘で得られたデータやマンガン団塊のサンプルは欧州の独立的な科学機関29件を通して分析し、この分析において海底鉱物資源の採掘が陸上の地下鉱物の採掘のみに依存するよりも環境面や社会面で有益であるという結果が得られた場合のみ、採掘権の申請を行うとしている。海底鉱物資源の採掘に関しては現在、クック諸島やトンガ、キリバス、ナウルなど一部の太平洋諸国が探鉱を支持する姿勢を示す一方で、海底採掘が環境に与える影響が未知であるという懸念が環境活動家などの間で生じており、GoogleやBMWなどの大手企業も環境保全の面から海底採掘をモラトリアムとすべきであるとしている。

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