閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2021年5月14日 ロンドン 倉田清香

その他:ICMM、「廃滓施設管理に関する国際業界規格の適合性プロトコル」及び「廃滓施設管理のグッドプラクティスガイド」を発表

 2021年5月6日付けで、国際金属・鉱業評議会(International Council on Mining and Metals、ICMM)は、廃滓貯蔵施設の安全で透明性のある管理の継続的な改善をサポートする2つ新しいリソースとして、「廃滓施設管理に関する国際業界規格の適合性プロトコル(Conformance Protocols Global Industry Standard on Tailings Management)」及び「廃滓施設管理のグッドプラクティスガイド(a Tailing Management:Good practice guide)」を発表した。
 2020年8月に「廃滓施設管理に関する国際業界規格」を発表した際に、ICMM会員企業は「極端」又は「極めて高い」に分類された全ての廃滓施設は2023年8月までに、他の廃滓施設は2025年8月までに規格に準拠することにコミットした。このタイムラインをサポートするために、ICMMはオペレーター及び独立した第3者機関が廃滓施設全体にわたり規格の要件の実装を評価するのに役立つ一連の適合プロトコルを開発した。適合性プロトコルにおける219の明確で簡潔な基準は規格の77の要件に対応しており、該当する全ての要件に対する適合性を評価できる。
 「廃滓施設管理のグッドプラクティスガイド」は、新規及び既存の廃滓施設の管理の継続的な改善をサポートする優れたガバナンスとエンジニアリングプラクティスを促進し、企業内の「安全文化」を強化することを目的としている。本ガイドは、プロジェクトの構想及び設計から建設及び運用、閉鎖、閉鎖後に至るまで、廃滓施設のライフサイクル全体にわたるエンジニアリングプラクティスの改善など、幅広い技術的要素及びエンジニアリング要素を網羅する「廃滓管理に関する包括的なガイダンス」を提供する。これは、(1)企業方針、説明責任及び責任、(2)運用、保守及び監視活動、(3)情報管理、(4)見落としと緊急事態への準備の4つの主要分野に関するより強力なガバナンスを統合したものである。また、地域社会や規制当局との連携の重要性も強調している。本ガイドは、廃滓管理に関する取締役及び幹部の役割を明確に示す最初のガイダンスである。

ページトップへ