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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年5月19日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:連邦政府、複数労働争議の現状を報告、うち2件は見通し良好か

 2021年5月13日付け報道によると、Olga Sánchez Cordero内相およびLuisa María Alcalde労働・社会保障相は定例会見において、国内複数鉱山で継続する労働争議に関する現状を報告し、うち以下2件が解決に向け動きつつあるとみられている。
・Cosalá区域内複数鉱山(加Americas Gold and Silver社、Sinaloa州)
 San Rafael銀・亜鉛鉱山を含むCosalá区域では、労働組合の対立により鉱山アクセス道が封鎖されたことで、2020年9月以降鉱山操業が停止している(2020年9月16日付 ニュース・フラッシュ:San Rafael銀・亜鉛鉱山が閉山へ、労働組合による封鎖活動が長期化参照)。Olga Sánchez内相の発表によると、同鉱山労働者は操業再開を最優先とする考えで一致しており、組合の対立によって解雇されていた労働者を再雇用することや、メキシコ全国鉱夫・冶金・鉄鋼労働組合(SNTMMSSRM)に対し代表権を与えた決定に関して、アンパロ訴訟(憲法保護請求)を検討していると明かした。Americas Gold and Silver社の発表によると、2021年第2四半期中の生産再開および第3四半期フル生産到達と見込まれている。
・Taxco多金属鉱山(墨Grupo México社、Guerrero州)
 Taxco鉱山ではSNTMMSSRMの組合員が契約形態および安全管理規定の見直しを求めて2007年にストライキを実施し、以降休山状態が続いている。Luisa Alcalde労働・社会保障相によると、同省がGrupo México社と組合との協議を仲介した結果、同社が2006~2007年の労働者利益分配金(PTU)を該当する労働者26人に支払うことを表明しており、残り136人分に関しては協議が継続中であるが、数か月以内に和解に至る可能性が発表された。
 なお、連邦政府は上記2件を含めた計6件の労働争議解決のため、内務省、労働・社会保障省、経済省と共同で協議の仲介を進めている。

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