閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2021年5月21日 サンティアゴ 兵土大輔

ブラジル:鉱業監督庁、新たな尾鉱ダム規則の導入協議を開始

 2021年5月17日付け地元メディアによると、ブラジル鉱業監督庁(Agencia Nacional de Mineração:ANM)は、近年ブラジルで大規模な尾鉱ダム決壊事故が2件発生していることを踏まえ(2015年11月9日付 ニュース・フラッシュ:Samarco鉄鉱石鉱山の廃さいダム決壊で死者・行方不明者および2019年2月1日付 ニュース・フラッシュ:ValeのCórrego do Feijão鉄鉱石鉱山で廃滓ダム決壊事故が発生参照)、鉱山の尾鉱ダムの追加規則を制定する協議を始めたと報じた。
 本協議は2021年6月1日までとされており、人口密集地域近傍でのダム建設禁止、事故発生時の鉱山会社からの担保と保証義務など、社会および環境への影響を最小限にする42の新たな規則がテーマとなる。またこの提案が、罰金の増額と企業に対する尾鉱ダムのリスク管理義務化にもなると報じた。
 鉱業アナリストによれば、「コモディティ価格が高いことから、ANMは新たな規制措置を課しても企業経営にあまり影響を与えないと見ており、鉱業部門の規制が強化される可能性が高い、例えば現在の鉄鉱石価格は200US$/tを超えている一方で、Valeの鉄鉱石生産コストは30US$/tである。」とコメントした。

ページトップへ