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2021年6月2日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Polymetal社、温室効果ガス排出削減のため400mUS$を調達

 2021年5月24日付の地元報道等によると、Polymetal Int社(JSC Polymetal社の資産を統合)は2021年5月、RaiffeisenbankおよびUniCredit銀行との間で、温室効果ガス排出原単位の削減目標にリンクした400mUS$の融資契約を締結した。
 Raiffeisenbankは200mUS$(4年間)の融資(400mUS$への増額オプション付)、UniCredit銀行は200mUS$(5年間)のリボルビングローンを提供する。これらの気候変動対策ローンにより、同社のグリーンファイナンスのポートフォリオは大幅に増加し、680mUS$(同社の負債総額の40%)となる。
 Polymetal社は、温室効果ガス排出係数を2025年までに15%、2030年までに30%削減する予定であり、目標達成に向けて、以下の幅広いプロジェクトを含むプログラムを作成した。

  • 生産サイトまたはその付近に自社の太陽光発電所及び風力発電所を建設すること
    遠隔地の生産サイトを主要電力網に接続するための投資、カーボンフットプリントが最も少ないサプライヤーからの電力購入
  • 鉱山機械の電化
  • 事業所のエネルギー効率の継続的改善

 Polymetal社は、「当社の負債ポートフォリオにおいて責任ある資金調達の割合が急速に増加していることは、気候変動対策やカーボンフットプリントの段階的削減等、持続可能な開発の原則へのコミットメントを反映するものである。エネルギー効率の向上と再生可能エネルギーの利用は、これらの目標を達成するための重要な手段である。当社は、低炭素経済への移行プロジェクトの実現に向け、ESG指数にリンクした融資を積極的に利用している。」としている。
 Polymetal社は、ロシアの金・銀生産大手で、ロシアとカザフスタンに事業所と開発プロジェクトを有する。同社の2020年の金生産量は前年比6%増の1,402千oz(43.6t)、銀生産量は同13%減の1,88百万ozであった。

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