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鉱種:
亜鉛 その他
2021年6月3日 リマ 初谷和則

ペルー:Buenaventura社長、鉱業セクターにおける増税の議論についてコメント

 2021年5月28日付け現地紙によると、Buenaventura社のBenavides社長は、Peru Libre党の経済政策担当者の一人であるFrancke氏が、「鉱山企業は超過利益税を得ている」と主張していることに関して、銅鉱山については、価格上昇により所得が増加した結果、既により多くの税金を納めている一方で、ペルー国内には銅鉱山だけでなく、金や亜鉛、錫など、銅ほどの価格上昇がみられない金属を生産する鉱山も存在していることを考慮すべきとコメントした。
 また、鉱業セクターにおける増税や新税制導入の可能性については、税制策定は国の役割であり、当然その可能性を議論・検討することは可能であるほか、鉱山企業にできるのは法律に従うことだけであるが、増税は再投資が滞ることを意味しており、望ましくないと意見した。さらに、現在ペルーで開発が停滞している鉱業プロジェクトの投資額は56bUS$にのぼり、これらプロジェクトが動けば2.5百万人分の雇用が生まれるとコメントし、現在の危機的状況の中、推進されるべきは鉱山企業による再投資やプロジェクト開発だと意見した。
 さらに、鉱業はGDPの約10%、輸出総額の約60%、国内電力消費の約50%を占め、20万人の直接雇用を生んでいるほか、国の税収の20%が鉱業セクターに由来しており、金属価格上昇によりこの割合は増加するとの見通しを示した。
 一方で、ペルーで税金を納めるフォーマルセクターはペルー経済の30%に過ぎず、70%を占めるインフォーマルセクター問題についても取り組み、税収全体の増加を図る必要があるとコメントした。

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