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2021年6月8日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:インドを抜き世界第2位の鉄鋼生産国となる可能性

 地元メディアが2021年6月2日に伝えたところによると、International Stainless Steel Forum(ISSF)年次会議で発表された最新予測によれば、インドネシアは2021年にインドを抜いて世界第2位のステンレス鋼生産国になる可能性がある。現在、世界第4位のインドネシアは、2021年度末までに前年比75%増の年産4.2百万tを生産し、日本とインドを追い抜くとしている。インド・ステンレス開発協会のPahuja会長は、世界のステンレス鋼産業において、インドネシアでは5.5百万tのステンレス鋼生産能力が確保されている一方、中国からの輸出は減少し、インドネシアにおける中国企業からの輸出が大幅に増加する可能性があると述べた。
 中国企業は、原材料の確保における近接性や優遇措置などの複数のメリットを活かし、これまでインドネシアに大規模な生産拠点を設置しているところ、インド・ステンレス開発協会は、インドネシアの5.5百万tの生産能力は、約0.2百万tの国内需要の約25倍であることから、この生産は完全に輸出市場をターゲットにしていることは明らかであるとしている。
 中国は世界最大のステンレス鋼生産国で年産は約30百万tであり、これは2020年の世界生産量の約60%に相当する。コロナ禍の影響で2020年の世界のステンレス生産量が2.5%減少したのに対し、中国の生産量は2.5%増加している。インドのステンレス市場は、中国に次いで2番目であり、コロナ禍前の2019~2020年は24%が輸入品で、その半分はインドネシアからの輸入品であった。

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