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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年6月11日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:2021年第1四半期の外国直接投資額が2014年以来最高額に、COVID-19からの回復の兆し

 2021年6月8日付け報道によると、鉱業部門に対する2021年第1四半期の外国直接投資額(FDI)は2014年第2四半期以来の最高額である1,100mUS$で、前年同期の291mUS$から約4倍となったほか、2020年の総額344mUS$をすでに超える結果となった。2020年はCOVID-19の感染蔓延が、各社の鉱山拡張や最適化をはじめとするプロジェクトへの投資に影響したものの、2021年は回復が見込まれており、中でも米Newmont社、墨Fresnillo社、加Pan American Silver社、加Agnico Eagle Mines社等が投資額増加を予定している。また、2021~2022年の間に操業開始が見込まれるプロジェクトとして、Fresnillo社および加MAG Silver社によるJuanicipio多金属プロジェクトに440mUS$、加SilverCrest Metals社のLas Chispas金プロジェクトに164mUS$、米Southern Copper社のPilares銅プロジェクトに159mUS$等が見込まれている。
 全国戸籍庁(RENAPO)の統計によると、メキシコ国内におけるCOVID-19関連死者数は22万人を超え、ラテンアメリカではブラジルに次ぐ第2位の死者数となっているが、2021年1月以降の新規感染者数は劇的に減少し、2021年6月7日以降は大多数の州において警戒信号の色が緑色となり、活動の規制緩和が進んでいる。なお、主要鉱山企業の動向として、Fresnillo社は2021年第1四半期生産量が目標を達成したほか、Newmont社は年間を通し堅実な操業との見込みを発表し好調な回復を見せる一方で、Pan American Silver社はLa Colorada多金属鉱山における空調問題と人員削減に加え、アルゼンチンのManantial Espejo銀鉱山における感染拡大により、2021年5月に同年の生産目標を下方修正した。

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