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ニュース・フラッシュ

鉱種:
プラチナ パラジウム PGM(白金族) ロジウム ニッケル
2021年6月17日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Russian Platinum社、Chernogorskoe鉱床開発のファイナンスに関する基本合意書に調印

 2021年6月3日付けの地元報道等によると、Russian Platinum社、VEB.RF、VTBの3社は、2021年6月のサンクトペテルブルク国際経済フォーラムにおいて、世界最大級のプラチナ・銅・ニッケル鉱床であるChernogorskoe鉱床(クラスノヤルスク地方)開発のプロジェクト・ファイナンスに関する基本合意書に調印した。プロジェクト投資額は、最大で570bRUB(ロシア・ルーブル)となる。
 プロジェクトでは、Chernogorskoe鉱床に採鉱選鉱施設(鉱石年間処理能力7百万t)を建設する予定である。第1フェーズの建設投資額は190bRUB超(長期プロジェクト・ファイナンスを含む)となり、VEB.RFが運営するプロジェクト・ファイナンス・ファクトリーの仕組みが利用される。
 Chernogorskoe鉱床の現時点の埋蔵量は鉱石131百万tで、品位は4E(パラジウム、プラチナ、ロジウム、金)3.19g/t、銅0.25%、ニッケル0.20%である。採掘は露天掘りで行われるが、今後鉱床の一部が坑内掘りで開発される可能性もある。また選鉱プラントと製錬所の建設が予定されている。
 2020年には、Russian Platinum社がChernogorskoe鉱床の採鉱場で剝土作業を開始したことが報じられた。第1フェーズでは、2024~2043年に採鉱場で年間7百万tの鉱石を採掘し、パラジウム45万oz、プラチナ17万oz、銅17千t、ニッケル8,800tを含有する精鉱を生産する。
 同鉱床は、Norilsk Nickelと共同開発を行う検討が行われていたが、同社の株主であるRusal社が枠組みに反対したことから、共同開発の合意に達していない。

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