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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年6月17日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:PT IWIP、電気自動車(EV)用電池原材料の工場建設を開始

 地元メディアが2021年6月14日に伝えたところによると、インドネシアのPT Indonesia Weda Bay Industrial Park(IWIP)は、EV用バッテリーの製造に必要な原材料を生産する工場の建設を開始した。IWIPは、North Maluku州Halmahera TengahでIndonesia Weda Bay工業団地を運営している。IWIPの渉外担当ディレクターであるScott Ye氏は、EV製造施設の建設に向けた第一段階として、工場建設は2年後に完了する予定で、次の段階では、バッテリー製造施設の建設に向けて動き出すこととなり、電池産業の基礎となる原材料を既に入手しているので、2~3年後には次の段階に進むことになると述べている。
 また同氏は、インドネシアはEV用電池の主成分であるニッケルの世界最大の生産国として大きな強みがあり、投資家はインドネシアでのEV電池産業の開発に興味を持っており、また、インドネシアには人的資源の優位性もあり、その大部分は若者であるため、他国よりも競争力のある労働力を持っていると述べた。その他、インドネシアにはタックスホリデーなどの投資を促進する政策もあるため、インドネシアはニッケルと関連製品の最大の生産国になることができるとしている。
 さらに同氏は、IWIPが工業団地内に空港、港湾、発電所、宿泊施設などのさまざまなインフラ施設を整備し、この地域への投資を促進しているとしており、フェロニッケルを生産する24基のロータリーキルン電気炉(RKEF)製錬ラインがあり、ニッケルマットの生産能力240千t/年を有し、輸出額は約4bUS$となると述べている。IWIPは、中国青山集団(Tsingshan)、中Zhejiang Huayou Cobalt(浙江華友コバルト)社、中Zhenshi社の3社による合弁会社。

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