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2021年6月23日 リマ 初谷和則

ペルー:Huancuireコミュニティ、Las Bambas銅鉱山に対する抗議デモを実施

 2021年6月18日付け現地紙によると、Aprimac州Cotabambas郡Huancuireコミュニティの住民らは、Minera Las Bambas社による水資源の汚染や約束の不履行を訴え、Las Bambas銅鉱山のChalcobamba鉱床のキャンプ地付近において、2021年6月9日から抗議デモを継続している。
 本コミュニティのOchoa代表は、泉や湧水地の汚染によっておよそ500世帯が被害を受けているほか、同社は教育や保健、農業などの分野に係る支援の約束を果していない上、コミュニティの土地132haを占拠したと主張している。
 一方Minera Las Bambas社は2021年6月15日に声明を発表し、2021年6月10日からHuancuireコミュニティ住民約400名がChlcobambaプロジェクトの施設内に侵入したため、通常の業務実施ができない状況になっていることを明らかにした。
 また本コミュニティは、Las Bambas銅鉱山の2番目の開発鉱床となるChalcobamba鉱床近くに位置しているため、2013年に約2千haの土地を購入し、2017年に土地の売買プロセスは完了し同社とコミュニティの間にペンディングの係争事案などは存在しない旨記した文書が、本コミュニティの総会によって承認済みであると説明した。
 さらに同社は本コミュニティとの合意に基づく支援を履行しており、2013年から216mPEN(ヌエボ・ソーレス)以上の投資を実施してきたが、現在同コミュニティは一層の支援拡大を目的として、実施済みの支援の履行証明書への署名を拒否していると述べた。
 また水資源汚染の疑いについては、既に環境評価・監査庁(OEFA)によるモニタリングやサンプル採取が行われたことから、本調査結果を待ちたいとの考えを示した。
 本件について、Apurimac州の市民オンブズマン代表は、環境省やエネルギー鉱山省の代表者も交えた協議会の実施を予定している旨明らかにしている。

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