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ニュース・フラッシュ

鉱種:
クロム
2021年6月25日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア:クロム鉱石輸出税、フェロクロム製錬所労働者等のロビー団体が早急の実施を要請

 2021年6月21日付けメディアによると、南アのロビー団体Save SA Smeltersは、南アのクロム鉱石輸出税の早急な実施を政府に要請している。同団体は、南アのフェロクロム製錬所に関係する労働者やコミュニティからなるNPO団体である。2021年10月22日に、政府によりクロム鉱石輸出税を含む国内フェロクロム産業支援策の検討が発表されたが、その後の具体的な施策がなされていない。同団体は「8万人以上の雇用が政府の施策に掛かっている。2020年来、Glencore-MerafeJVのLydenburg製錬所などが閉鎖されており、政府が策を講じなければ、業界は更に危機的状況になるであろう。」と述べた。
 一方で、クロム鉱石生産者からなる業界団体ChoromeSAは、フェロクロム産業が直面している困難を理解しているが、提案されているクロム鉱石輸出税は、クロム生産者にとってあまりにも多くの不利益をもたらすと語る。輸出税によって南ア産クロム鉱石の価格競争力が低下することにより海外のクロム鉱石生産シェアが増え、南ア産クロム鉱石が市場から排除されることを危惧している。

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