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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2021年6月30日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:中Zhejiang Huayou Cobalt社、ニッケルプロジェクトのコストが計画よりも低くなると発表

 地元メディアが2021年6月23日に伝えたところによると、中国企業のZhejiang Huayou Cobalt(浙江華友コバルト)社がインドネシアで進める初のニッケル・コバルトプロジェクトは、資本支出が計画を下回ったため、2021年末に試運転を開始する予定である。Sulawesi島で進めるこのプロジェクトは、中Zhejiang Huayou Cobalt社、ステンレス大手中国青山集団(Tsingshan)及びChina Molybdenum(CMOC)社のJVで進めるPT Huayueと呼ばれ、ニッケル60千t/年、コバルト7~8千t/年の水酸化ニッケル製品の生産で計画されており、HPAL(高圧硫酸浸出)法を用いたインドネシアのニッケル・コバルト製錬所のひとつで、急成長する電気自動車(EV)用のバッテリーへの新たな供給源として注目されている。Zhejiang Huayou Cobalt社のGeorge Fang副会長は、当初の計画に比べて設備投資額が少ないことに自信を持っており、現在建設の最終段階で、2021年末には全ての工事を終え、試運転を開始する予定と述べ、フル稼働までにはさらに1年ほどかかるとした。また同副会長は、コロナ禍がなければ、半年早く完成していたであろうと述べたほか、主にSulawesi地域からニッケルを調達する予定として言及した。
 同社は、別のHPALプロジェクトの建設も進めており、ニッケル生産量は120千t/年で、主にWeda Bay地域からニッケルを調達する予定であるが、生産開始時期は未定としている。George Fang副会長は、TsingshanとEVE Energyという電池メーカーが、このプロジェクトのパートナーであると述べている。
 なお、地元メディアが2021年6月25日に伝えたところによると、Central Sulawesi州のIndonesia Morowali工業団地を運営するPT IMIPの広報マネージャー兼地域開発担当のDedi Kurniawan氏は、PT Huayueは2021年9月にHPAL製錬所の試運転と生産を開始する予定と述べた。

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