閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ミネラルサンド
2021年7月2日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア:ミネラルサンド生産者RBM、地元暴動のために操業停止を宣言

 2021年6月30日付けRio Tintoの発表によると、南アのミネラルサンド生産者Richards Bay Minerals(RBM)社(Rio Tinto74%出資)は、RBM鉱山における治安状況が悪化したとして、顧客との契約における不可抗力を宣言し、安全面と保安面での状況改善までは操業を停止することを決定した。2019年12月にも、周辺コミュニティにおける暴動の激化に伴い一時的に操業を休止したことがある。また、2021年5月には、オペレーションサービス担当GMが銃撃を受け死亡する事件も発生した。2021年6月の初めには鉱山設備を地域住民が燃やし始めたとする報道もあり、地域での暴動が激化している。
 Rio Tintoの鉱物部門最高責任者Sinead Kaufman氏は、「当社の従業員の安全が最優先事項である。安全な操業の再開のために、地域や政府及び南ア警察による継続的な支援には感謝する。」と述べ、同鉱山の全ての採掘及び製錬操業は、追って通知があるまで停止する。また、2019年に開発を開始した同鉱山の拡張プロジェクトであるZulti Southプロジェクトについても、引き続き全面的に停止すると語った。
 同日、南ア鉱業協議会も、同鉱山での暴動に対して声明を発表しており、「投資先としての国の評判を落とすだけでなく、鉱山会社の従業員やその家族、周辺地域の人々の生活や人生にも影響を与える。」とし、国の司法、防犯、治安セクターによる早急な対応を政府に求めた。

ページトップへ