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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 リチウム
2021年7月5日 サンティアゴ 椛島太郎

チリ:新鉱業ロイヤルティ法案、上院鉱業エネルギー委員会での発言要旨

 2021年6月30日、上院鉱業エネルギー委員会が開催され、以下のような発言があった。
・Nicolás Eyzaguirre元財務大臣
 「鉱山会社に請求する税が高いか安いかの議論は大切だが、「高いか安いか」は査定する人次第である。鉱業への投資リスクを軽減するため、銅価格閾値を設定し、限界値を超える価格での販売による収益に応じて税率をかけることを提案した。法案では、LME銅価格が2US$/lb超えた場合、価格に連動して税率が設定されているが、技術、要件、コストは変化するため、2US$/lbという価格は、価値を計る尺度になり得ないので、閾値を設定する独立委員会が設けられるべきである。鉱山会社の税負担を増やす余地はあるが、行き過ぎるとチリは魅力的な投資先でなくなる可能性がある。」
・Marcos Gómez Antofagasta州産業協会GM
 「鉱業がGDPの46%にまで達する同州にとって、本法案は重要な問題である。法案どおりにロイヤルティが適用されたら、コストと利益のバランスが崩れる可能性がある。鉱業は、同州にとって非常に重要な産業であるので、安易に法案を成立させることがないよう求める。また、地域の生産性向上のため、ロイヤルティによって新たな探鉱プロジェクトや投資が阻止されてはならない。」
・Joaquín Villarinoチリ鉱業審議会(Consejo Minero)会長
 「ロイヤルティが適用されれば、鉱山会社の税負担率は80%に増加する。これにより、チリの鉱業は競争力を失い、利益率の低い企業は経営に深刻な影響を受けるだろう。チリの鉱業は、2015年以降競争力が低下している。37bUS$の評価中の鉱業プロジェクトがあり、実行されれば生産量は8百万tに近づき、課税ベースの拡大を通じて国への貢献額を増やすことができるのに、増税は不利な状況をもたらすことになる。」
 上院のウェブサイトによると、次回のセッションは2021年7月7日に開催される予定である。

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