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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アンチモン レアアース/希土類
2021年7月7日 ジャカルタ 白鳥智裕

ミャンマー:軍事政権、51mUS$相当の金属を売却へ

 ミャンマーの軍事政権は、クーデター資金調達のためのハードカレンシーを調達しようと、少なくとも51mUS$相当の金属を売却しようとしている。軍事政権下のMinistry of Mines(MOM)は、2021年7月21日に5,008tの銅カソードをLMEの価格に基づいて公開入札で販売すると国営新聞で発表した。また、Shan州NamtuにあるBawdwin多金属鉱山の製錬スラグ300千tと選鉱スラグ140千t、Shan州Loilemの鉱山の鉛鉱石69t、Shan州Hehoの鉱山のアンチモン鉱石20tの入札を2021年7月26日まで募集している。
 2020年12月の入札では、銅カソード1t当たり7,970US$、製錬スラグ1t当たり38.10US$で落札されたことから、2021年7月に販売される金属の価値は少なくとも5.1mUS$と推定される。
 ミャンマーは、中国の鉱山会社との合弁で運営している銅鉱山から、銅カソードを取得している。地元メディアの調べでは、過去の政府が銅カソードなどを入札で売却した際、買い手のほとんどが中国企業だった。
 中国は高い金属需要を満たすために、Shan州の自治区であるWa州の金属をすべて買い占め、Kachin州Panwarのレアアースもすべて買い取っている。また、Sagaing州Salingyiタウンシップで銅鉱山を運営する中国系のMyanmar Wanbao社は、ミャンマー政府が販売する銅カソードのほとんどを購入する。また、中国企業のMyanmar Apex社とCornerstone Resources(Myanmar)社が、Bawdwin鉱山からの製錬スラグと選鉱場スラグを購入している。

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