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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年7月9日 バンクーバー 佐藤すみれ

メキシコ:加Americas Gold and Silver社、San Rafael銀・亜鉛鉱山操業再開の合意を締結

 内務省は2021年7月6日付けニュースリリースにおいて、San Rafael銀・亜鉛鉱山で発生した労働組合による抗議活動に関し、同鉱山の操業を再開することで保有企業および関係労働組合の間で合意に至ったと発表した。背景として、同鉱山を保有する加Americas Gold and Silver社と労組の間で労働協約を締結するにあたり、2019年に行われた投票によりメキシコ労働組合連盟(CTM)に対し労働協約を締結するための代表権を与えることが決定したものの、これに対し不服を示したメキシコ全国鉱夫・冶金・鉄鋼労働組合(SNTMMSSRM)の地元連合代表が、非合法的に代表権を獲得しようとしたことにある。Americas Gold and Silver社は、同社職員、鉱山労働者および地元住民がSNTMMSSRM関係者による脅迫や暴行被害を受けたことを明かし、2020年2月に操業を停止したのち、2020年9月に閉山を発表していた。
 今回内務省は、経済省および労働社会保険省と共に関係者らとの交渉を複数回実施し、紛争解決の合意に至ったと発表した。合意条件の一環として、労働社会保険省による安全衛生の監査が近日中に実施されるが、そのほかの条件は発表されていない。Americas Gold and Silver社の幹部は国内紙によるインタビューに対し、操業停止以降の損害額は月額10mUS$とみられるほか、操業再開に必要な費用は少なくとも7mUS$と見積もられていると明かした。

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