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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年7月14日 リマ 初谷和則

ボリビア:COMIBOL総裁、Mesa de Plata – Machu Socavón多金属プロジェクトについて説明

 2021年7月1日付けボリビア鉱山公社(COMIBOL)のニュースリリースによると、Eugenio Mendoza Tapia COMIBOL総裁は、Carlos Herbert Riera Kilibardaプロジェクト・探査局長と共にCOMIBOL本部で行われた記者会見に臨み、Mesa de Plata – Machu Socavón多金属プロジェクト(Potosí県)の特長と可能性について詳細に説明した。
 Mendoza総裁は、両プロジェクトについて、COMIBOLが独自に実施するものであり、COMIBOLの(2021年の)年間計画で財源が確保されロジの確認等もできており、地元コミュニティの賛同もすでに得ているため、プロジェクト開始に問題はないとした。また、プロジェクトが鉱業の再活性化の起爆剤となり、雇用の創出、ロイヤルティと税金の徴収に貢献し、さらに国内南西部の開発軸となり得ると述べた。
 Riera局長は、両プロジェクトの目的が、銀・鉛・亜鉛・金の採掘可能性を調査することであり、COMIBOLとJICA/MMAJ(旧国際協力事業団と旧金属鉱業事業団)の1980年代の調査結果がベースとなるとした。また、米国の地質調査では、品位が不明の14~30百万tの鉱化帯を確認できる可能性が指摘されていること、Machu Socavón鉱床で100~200g/tの銀の存在が期待できることを述べた。
 Mendoza総裁は、Mesa de Plataでは、Karachipampa多金属製錬所への供給のために年間約20千tの鉛・銀精鉱と年間約30千tの亜鉛・銀精鉱を生産すると強調した。更に、隣接するMachu Socavónでの調査結果が良好となった場合には、年間約20千tの鉛・銀精鉱と年間約30千tの亜鉛・銀精鉱を追加で生産できる可能性があると述べた。
 Mesa de Plataプロジェクトが立ち上がれば、約500人の直接雇用と約2,000人の間接雇用が生み出され、Potosí県とSan Pablo de Lipez市にはロイヤルティとして、生産量が500t/日の場合には4mUS$が、1,000t/日の場合には約9mUS$が入ることとなる。また国家の税収は、500t/日の場合には14mUS$/年、1,000t/日の場合には28mUS$/年となる。
 更に、両プロジェクトが位置する地域には鉱業生産を賄える電力がないため、San Cristobal地域から高圧線を延伸することになり、地域全体の電化が進む。同様に、道路インフラ、保健医療、教育分野も改善されることとなる。

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