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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト リチウム
2021年7月14日 ジャカルタ 白鳥智裕

インド:電気自動車(EV)バッテリー、アルミニウムでリチウムに対抗

 2021年7月2日付け現地メディアによると、インドでは、特に中国からの輸入材料や技術への依存度を下げるために、リチウムではなくアルミニウムを主成分とする電池技術への投資が進められている。現在、インド最大の石油精製会社であるIndian Oil社は、イスラエルのPhinergy社と提携し、アルミニウム空気電池の開発に取り組む。
 インドには、EV用バッテリーの主要金属であるリチウムを生産するための開発可能なオプションはほとんどないが、インド東部のジャングル地帯にはアルミニウムを生産するための鉱石であるボーキサイトが大量に埋蔵されている。
 Indian Oil社の研究開発部長であるS.S.V. Ramakumar氏は、「インドではリチウムが不足しているため、天然資源として豊富に存在する元素を探し始めた。」と語った。
 インドはボーキサイト生産国のトップ10に入る。USGSによると、ボーキサイトの確認埋蔵量は約600百万tだが、インド鉱業省は、未開発の資源はその数倍あると見積もる。インドは長年にわたってアルミニウム生産に多額の投資を行い、世界第2位のアルミニウム生産国になっている。
 他方、英BNEF社のエネルギー貯蔵部門責任者のJames Frith氏は、「リチウムよりもアルミニウムの供給量が多いという点は明らかだ。しかし、リチウムベースの電池価格が下がり続けているため、開発者はアルミニウム空気電池が足場を固められるようなニッチな用途を見つける必要に迫られる。」と述べる。

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