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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 リチウム リン
2021年7月15日 北京 塚田裕之

中国:2021年上半期新エネルギー車販売台数、国内駆動用バッテリー生産量・搭載量、いずれも対前年同期比3倍に

 2021年7月9日付け現地紙によると、中国国内の新エネルギー車販売が好調な中、2021年上半期の駆動用バッテリーの生産および販売量も急激に増加した。
 中国自動車駆動用バッテリー産業革新連盟(以下、駆動用バッテリー連盟)によると、2021年上半期の中国国内の駆動用バッテリー生産量は74.7GWhで、対前年同期比の約3倍であった。
 また、2021年上半期、国内の駆動用バッテリー搭載量は52.5GWhで、同様に対前年同期比の3倍であった。2020年上半期はコロナウイルスの影響で国内の駆動用バッテリー搭載量は17.5GWhとなり、対前年同期比4割以上下落していた。
 中国自動車工業協会の統計によると、2021年上半期国内の新エネルギー車販売台数は120.6万台で、同じく対前年同期比の約3倍程度であった。
 駆動用バッテリーで使用されるリン酸フェロリチウム需要が、2021年上半期以降増加傾向が続いている。リン酸フェロリチウム電池の市場占有率は、2019年は1/3を下回ったが、2020年は約38%、2021年上半期は42.3%と上昇した。また、2021年上半期、国内の三元系電池の搭載比率は57.5%で、2020年と比べ4ポイント低下した。

2021年1~6月 中国駆動用電池搭載量上位10位企業
順位 企業名 搭載量(GWh) 占有率
1 寧徳時代(CATL) 25.76 49.1%
2 比亜迪(BYD) 7.65 14.6%
3 LG化学 4.72 9.0%
4 中航リチウム電気 3.63 6.9%
5 国軒高科 2.76 5.3%
6 億緯リチウムエネルギー 0.96 1.8%
7 蜂巣エネルギー 0.84 1.6%
8 孚能科技 0.78 1.5%
9 タフェル新エネルギー 0.64 1.2%
10 捿威動力 0.52 1.0%

出典:中国自動車駆動用電池産業革新連盟

 駆動用バッテリー連盟の統計値によると、2021年上半期、国内上位10社の駆動用電池メーカーの総搭載量は48.3GWhで、市場占有率は9割以上を占めた。このうち寧徳時代(CATL)は、ランキングの第1位を維持、2021年上半期の搭載量は25.76GWhで、市場占有率は49%を上回り、2020年も国内駆動用電池市場の半分を占めた。第2位は比亜迪(BYD)で、搭載量は7.65GWhで15%近くを占め、LG化学、中航リチウム電気、国軒高科がこれに続いた。
 2020年のランキングと比較すると、蜂巣エネルギー、捿威動力が新たに上位10位リストに入ったが、パナソニック、瑞普エネルギー、力神電池の3社は上位10位から外れた。捿威動力は、2009年に設立され、復星国際が2018年に出資した経緯がある。この投資の発表と共に捿威動力は、今後5年間で国内駆動用電池メーカーの上位3位以内に入るとの目標を定めていた。

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