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2021年7月21日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PTFI、JIIPEでの製錬所建設を確認

 2021年7月16日現地メディアによると、PT Freeport Indonesia(PTFI)とChiyoda International Indonesia(CII)が、Java統合工業港湾団地(JIIPE)に銅製錬所と貴金属精錬所を建設する推定2.7bUS$のEPC(設計・調達・建設)契約を締結した。契約締結式には、Freeport-McMoRan社(米国)、千代田化工建設株式会社(日本)、エネルギー鉱物資源省、MIND IDの各担当者が出席した。
 この製錬所は、JIIPEの大株主であるPT AKR Corporindo(AKRA)の経常利益に大きく貢献することになる。また、製錬所用地103haに加え、敷設用地40~50haからのリース収入、港湾施設、電気、ガス、水、排水処理などの提供により、経常的な収入が見込まれる。
 EPC契約は、年間1.7百万tの精鉱生産能力を持つ製錬所と、貴金属精錬所を対象としており、世界最大級の製錬能力となる。これにより、JIIPEには関連業界からの投資家が集まり、電気自動車(EV)のバッテリー、モーター、ケーブルのサプライチェーン・エコシステムが構築されることになる。
 JIIPEは、3,000haに及ぶインドネシア最大の官民インフラプロジェクトの一つ。JIIPEは、インドネシアの製造業と物流の近代化(インダストリー4.0)に不可欠な役割を果たすことを目的に、2021年6月28日にインドネシア共和国大統領から経済特区(KEK)の認定を受けた。
 Madura島に隣接するこの港湾・工業都市は、100千DWT(重量t)以上の大型船に対応可能な4つの多機能桟橋を備えた、この地域で最も深い港であることを特徴としている。また、独立した電気ガス水道供給(utility supply)と、最大1,200MWの電力供給が可能な新エネルギー発電設備を備えており、独自の自立性を持つ。また、JIIPEはSurabaya国際空港からわずか1時間の距離にあり、道路や鉄道などの交通網にも恵まれている。

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