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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年7月21日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:ニッケル産業、新規鉱区契約禁止の解除で鉱業会への投資促進を期待

 2021年7月8日付け現地メディアによると、フィリピンニッケル産業協会のDante R. Bravo会長は、「新規鉱区契約の禁止を解除する大統領令(EO)第130号が公布されたことで、新たな鉱山プロジェクトへの道が開かれ、鉱業界への投資が促進されることから、特にこの成長の勢いが維持されることを期待している。」と述べた。同氏によれば、2020年のフィリピンのニッケル生産量の約半分、2021年第1四半期では31%をPNIA会員が占めている。
 パンデミックにもかかわらず、フィリピン鉱山地球科学局(MGB)によれば、フィリピンのニッケル産業は回復力を維持し、生産量は4%増、輸出額は22%増となり、ニッケル産業の直送(direct-shipping)鉱石の価値は、2020年には前年の31.79bPHP(フィリピンペソ)に対して38.86bPHP、ニッケル鉱石の生産量は、2019年の2.6百万dmtに対し、2021年は2.7百万dmtだった。
 Bravo会長によれば、この増加は、ニッケル価格の継続的な上昇傾向と、中国のステンレスメーカーからの旺盛な需要によるものである。
 MGBによれば、2020年のフィリピンGDPにおいては、鉱業全体で102.3bPHP、GDPの0.6%を占めると発表している。

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