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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類
2021年7月21日 北京 塚田裕之

中国:広東省梅州市、レアアース産業5年間計画を公表

 2021年7月15日付け報道によると、広東省梅州市は「梅州市レアアース産業発展計画(2021~2025年)」(以下、「発展計画」という。)を公表した。この発展計画では、2025年までに梅州市を広東省内レアアース産業において最も整備された大規模な生産拠点に築き上げることを目標とし、レアアース業界での売上額を約50億元に設定した。
 梅州市のレアアース資源は、主に平遠、豊順、興寧、大埔、五華等県(市)にあり、南部のイオン吸着型希土鉱床と同様で、鉱種が多く、高品位且つ採掘しやすいといった特徴がある。当該地域のレアアース企業は、採掘から製錬分離、精密加工までを一体化したレアアース産業チェーンを築いたが、産業構造の不均衡、鉱業権問題、販売ルート不足や生産能力不足等の課題も抱えている。
 「発展計画」によると、中央政府の「二酸化炭素排出規制・カーボンニュートラル達成」に基づき、「広東・香港・マカオベイエリア発展計画要綱」及び広東省「第14次5か年計画」に従い、レアアース産業を成長させ、広東・香港・マカオベイエリアで最新の製造産業構築を目指し、産業配置の最適化や供給サイドの構造改革を行う。レアアース企業の高度化を推進、レアアースの普及を促進し、国内市場を拡大することによって、梅州をレアアース業界から経済成長させることを目標とする。
 「発展計画」の中で打ち出した目標は、レアアース鉱山で秩序ある採掘を行い、クリーンなモデル鉱山や製錬所を構築する、新たに3~4件のレアアース鉱業権許可証を発行し、環境に配慮した効率的な製錬を行い、資源利用率を世界最高レベルにする。またレアアース鉱産品・製品生産を技術革新しながら国の計画に従って行い、また省レアアース実用研究院を設置しレアアース新材料・部品分野を中心とした研究を行う。さらにレアアース産業団地を建設し、国内競争力をもつ大手レアアース企業を2~3社育成することである。
 また、「発展計画」によると、各政府の主管部門はレアアース産業の技術革新事業におけるプロジェクト、資金、森や土地利用、エネルギー消費、環境保護等面で重点的な支援を受けるとした。

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