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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 アルミニウム/ボーキサイト
2021年7月26日 北京 塚田裕之

中国:国家糧食・物資備蓄局、銅・アルミ・亜鉛の第2回目の国家備蓄放出を公告

 2021年7月21日、国家糧食・物資備蓄局は第2回目となる銅、アルミ、亜鉛の国家備蓄の放出を公告した。2021年7月下旬には放出される見通しである。
 第1回目の国家備蓄の放出は2021年6月22日に公告され、2021年7月5日に公開入札が実施された。放出量は銅2万t、アルミ5万t、亜鉛3万tであった(2021年6月24日付 ニュース・フラッシュ:国家糧食・物資備蓄局、銅・アルミ・亜鉛の国家備蓄の放出を公告(続報)参照)。
 今回の第2回目の放出量は、銅3万t、アルミ9万t、亜鉛5万tである。日程について、公告及び応募審査は2021年7月21~26日、公開入札は2021年7月29日、放出は2021年7月下旬の予定である。
 第1回目の備蓄放出では、契約、出荷伝票やインボイス等の手続に時間を要し、出荷までにおよそ7~10日を要したが、今回の放出は前回の経験を踏まえ、より円滑に手続きを行うこととしている。
 第1回目の備蓄放出における入札には200社余りの非鉄金属加工製造企業が参加し、成約価格は当日の市場価格より3~9%下回った。2021年7月19日に行われた国家発展改革委員会の定例記者会見によると、最近、大口商品の価格は全体的に下落傾向を示しており、鋼材、銅、アルミ等の価格は2021年5月ピーク時に比べ3~14%低下した。
 今般の第2回目の放出にあたっては、対象となる倉庫の場所が分散している。第1回目に放出した倉庫は華東、華南、華北等の3つのエリアや、製造工場などの消費エリア近接地域にあったが、今回放出の対象となる倉庫は15省区に位置しており、黒竜江省、甘粛省、寧夏などの消費エリアから遠方の倉庫も含まれている。倉庫と入札参加企業の距離が離れている場合、企業の入札意欲に影響を与える可能性がある。また、これらの倉庫の60%は中国北部地域に集中しており、南部地域と北部地域間の現物価格差がより拡大する可能性がある。

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