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2021年7月27日 リマ 初谷和則

ペルー:環境評価・監査庁、鉱業セクターに対するオンライン環境監査の試験運用に着手

 2021年7月19日付け現地紙によると、環境評価・監査庁(OEFA)のTorres長官は、鉱業セクターに対する環境監査をオンラインで記録するシステムの試験運用に着手したことを明らかにした。Torres長官は、環境影響申告書(DIA)、環境影響概要調査(EIA-sd)、環境影響詳細調査(EIA-d)をはじめとする環境評価手続きは、膨大なボリュームの文書であること、時間の経過とともに内容が更新されるケースもあることから、鉱業権者やOEFAの監査官双方にとって、その義務内容の追跡やモニタリングを行いにくい側面があると説明した。
 このような背景からOEFAは、鉱業権者がOEFAに報告すべき義務に関する全ての情報を集約し、鉱業権者に対してアラートやレポートを送信するオンラインシステムを構築中であると述べた。さらに、まず第1段階として鉱業権者が実施する環境モニタリングで本システムを適用する計画であるとし、具体的には環境評価手続きの文書からモニタリング情報を抽出し、モニタリング地点の情報を本システム上で共有することを計画していると説明した。
 また同長官は、環境評価手続きで最も重要なのは、これら文書の作成と審査・承認の段階であるとし、ベースライン調査には数年間を要することもあり、鉱業権者にとって経済的負担が大きく非常に複雑な手続きとなっているとコメントし、本システムの導入や拡充により、将来的に環境評価手続きの審査に要する時間やコストの短縮を図りたいとの考えを示した。
 加えて、OEFAは水質や大気のモニタリングネットワークを重視しており、現在La Oroyaをはじめとして全国に10か所のリアルタイムのモニタリングセンターを展開していると述べた。

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