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2021年7月29日 リマ 初谷和則

ペルー:鉱業技師協会、セクターのイノベーションを促進するプログラム「Perumin Hub」を実施

 2021年7月22日付け現地紙等によると、ペルー鉱業技師協会(IIMP)は、同協会が主催する鉱業大会Peruminの枠組みにおいて、鉱業セクターの抱える様々な問題のイノベーションによる解決を目的とするプログラム「Perumin Hub」を実施している。
 Perumin HubのAntonioli GMによると、本プログラムには鉱山企業17社が参加しており、これまでに、これら企業が中心となって(1)環境と持続性、(2)水資源管理、(3)鉱業4.0の3つのテーマにおける具体的な10種類の問題や課題が特定されたほか、これら一連の問題や課題を解決する技術やイノベーションを提供する国内外の様々な企業同士の相互補完や協力の可能性を探るプロセス(マッチメイキング1)や具体的な解決提案を鉱山企業に紹介し、フィードバックを受け提案内容を改善するプロセス(マッチメイキング2)が実施された。
 さらに現在は、本プログラムの最終段階であるコンクールが進行中であり、鉱山企業に対する解決提案の正式な提示が行われている。なお本コンクールは、概念上の検証は実施済みであるが鉱山企業での適用は初めてとなるイノベーションを対象とする部門(カテゴリー1)、既に国内外の鉱山企業で検証・適用済みのソリューションを広く鉱業セクターに紹介する部門(カテゴリー2)に分かれている。
 本プログラムの対象となっている10種類の問題・課題は以下のとおり。

(環境と持続性)

  1. いかに廃滓を削減するか。廃滓や坑口の坑廃水をどう処理するか。
  2. 鉱山やコミュニティにおける付加価値を生む技術やモデルを、どのように閉山プロセスにおいて導入するか。
  3. カーボンニュートラル達成のため、鉱山操業や閉山プロセスにおいてどのように再生エネルギーを導入するか。
  4. 廃滓の処理、利用、再利用をいかに最適化するか。

(水資源)

  1. どのように包括的で市民参加型の水資源管理を推進するか。
  2. どのように鉱山操業における水利用を最適化するか。
  3. 水利用許認可のプロセスをいかに簡素化するか。

(鉱業4.0)

  1. どのようにテクノロジー4.0を利用・導入し、鉱山操業の生産性や効率を改善するか。
  2. 全操業フェーズにおけるデジタル化により、どのように従業員の安全を高めるか。
  3. 鉱山操業やコミュニティ共有の情報インフラをどのように導入するか。
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