閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 ニッケル
2021年8月5日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Indonesia Battery Corporation(IBC)、15.3bUS$の投資が必要

 2021年7月15日付け現地メディアによると、国営最大手鉱山会社の電気自動車(EV)用バッテリー子会社であるIndustri Baterai Indonesia(IBC:別名Indonesia Battery Corporation)は、EV用の統合バッテリーを開発するために、総額15.3bUS$の投資が必要であるとの試算を発表した。
 IBCのToto Nugroho社長は、この投資は、電池原料の採掘から製錬・精製、電池用化学品および電池セルの製造、使用済み電池のリサイクルまでをカバーするものであり、3~4年のスケジュールが必要であると述べた。
 2021年7月14日行われた2021 Investor Daily Summitでの同社のプレゼンテーションによると、リチウムイオン電池(LIB)の主成分である、ニッケルを多く含むリモナイト鉱石とサプロライト鉱石を採掘するために、160mUS$の投資が必要だという。次に、これらの鉱石を処理するために、ロータリーキルン電気炉(RKEF)技術や高圧酸浸出(HPAL)技術を用いた製錬設備に投資する必要があり、同社は、それぞれの製錬設備に1.3bUS$の投資を必要とする。
 また、電池の前駆体の製造に1.8bUS$、正極材については3.8bUS$の投資が必要で、電池セルの製造には6.73bUS$の先行投資が必要になる。更に、電池のリサイクルのために、同社は30mUS$の先行投資を求め、40mUS$を投資するエネルギー貯蔵システム(ESS)についても触れている。ESSは、ソーラーパネルなどの自然エネルギーで発電したエネルギーを蓄えるものである。
 韓・LG Energy Solution(LGES)社と中・寧徳時代新能源科技(CATL)という世界的な大手2社と協力しており、バッテリーの統合生産ラインでは、年間最大140GWhの電池セルを生産できると見込んでいる。

ページトップへ