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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類
2021年8月5日 ジャカルタ 白鳥智裕

マレーシア:豪Lynas社、2021年第2四半期報告でMalaysiaチームを称賛

 豪Lynas社の2021年6月末四半期報告によると、同社のREOの総生産量は3,778tだった。NdPrの生産量は1,393tで、2021年3月末四半期に比べてわずかに改善した。特にマレーシアでのパンデミックが続いていることを考えると、素晴らしい結果とLynas社は評価した。
 Lynas Malaysiaチームの成果は、COVID-19パンデミックの最中、特にこの2021年6月末四半期において非常に優れたものだった。マレーシアではCOVID-19の第3波が発生しており、厳しい状況が続いている中、従業員の健康と安全は常に最優先事項であった。社員を守るため、現場に入る前にすべてのスタッフと請負業者に検査を実施し、従業員の地域社会での移動を制限すべく現場近くに宿泊施設を提供した。また、スタッフが職場外で感染し、隔離が必要となった場合、給与は引き続き支払われる。
 同社は現在、全従業員を対象にしたマレーシア政府の官民パートナーシップCOVID-19予防接種プログラム(PIKAS)に参加している。Lynas Malaysiaチームは、マレーシア政府の移動管理命令(EMCO)と標準作業手順書(SOP)に沿って常に活動してきたが、その中には、現場にいるスタッフの数を全従業員の40%に制限することも含まれていた。このため、本来であれば同時に完了するはずの作業や生産スケジュールが変更された。
 本四半期において、Lynas Malaysiaチームは、Gebeng Industrial Estateに影響を与える水の供給不足にも対処した。COVID-19が続く中、従業員と地域社会をケアするため、食料やその他の必需品を含むケアパッケージを地域社会の弱い立場の人々に提供するなど、様々な対策を実施している。水浸出浄化(water leach purification:WLP)残留物の永久処分施設(Permanent Disposal Facility:PDF)に関しては、現在のCOVID-19による制約の中で、マレーシアの関連政府・規制当局との交渉を続けている。スケジュールが遅延していることを考慮し、政府および規制当局と協力して、PDFの第2候補地を慎重に特定した。また、規制当局が最適なサイトを評価・承認できるよう、サイトの特性評価および調査をすでに進めている。
 2020年1月17日に発表したとおり、マレーシアにおいて、2019年8月のLynas Malaysiaの操業ライセンス更新時に行われたプロセスに異議を唱える司法審査申請を提出している。この司法審査申請の審理は2021年5月18日に行われたが、裁判所はその決定を保留している。

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