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ニュース・フラッシュ

鉱種:
マンガン
2021年8月12日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Gulf社、マンガン製錬所建設再開に向けて投資家との交渉を継続中

 2021年8月2日付け現地メディアによると、豪州証券取引上(ASX)上場のマンガン製錬所企業であるGulf Manganese Corporation社は、東Nusa Tenggara州Kupangにある製錬所の建設を再開できるよう、新たな投資家との協議に注力してきたと発表した。新たな投資家については明らかにされていない。
 製錬所は約60%完成しており、主要な製錬部品は現場に設置されている。コミッショニングまでには6~7か月の建設作業が残っていると推定されている。しかし、東Nusa Tenggara州で引き続き大きな問題となっているCOVID-19パンデミックによる人の移動の制限により、再動員の遅れが予想される。
 Kupang製錬所プロジェクトは、同社とパートナーであるPT Jayatama Tekno Sejahtera(JTS)がプロジェクトの建設を継続するために必要な資金を確保できなかったため、2000年からケア&メンテナンスに移行している。Gulf社は、本プロジェクトの75%の株式を保有し、残りの株式をJTSが保有している。
 Gulf社は、3つの金融機関から52m€の資金を確保するという契約が実現しなかったため、2000年初めからASXでの株式取引を自主的に停止している。
 Gulf社のKupang製錬ハブ施設には、約5年かけて段階的に建設される複数の炉がある。フル生産時には、同社は年間525千t以上のマンガン鉱石を購入・処理し、200千t以上の高品質のフェロマンガン合金を生産することを目指す。
 第一段階として、現在建設中の2つの製錬所があるが、さらなる資金調達と、現在のパンデミックが将来の事業に与える影響を十分に検討するまで、建設プログラムは中断されている。最初の2つの製錬所では、約120千tの鉱石から年間40千t以上のマンガン合金を生産する予定である。

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