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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 鉄鉱石
2021年8月12日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PT Merdeka Copper GoldがMorowali AIMプロジェクト開始

 2021年7月30日付け現地メディアによると、インドネシア証券取引所(IDX)上場の金・銅鉱山会社であるPT Merdeka Copper Goldは、2021年7月30日、2021年第2四半期にMorowali工業団地(IMIP)における酸性鉄鉱山(AIM)プロジェクトの建設を開始したと報告した。このプロジェクトは、2024年第4四半期に最初の硫酸の供給を開始する予定。
 AIMプラントは、Maluku州にあるPT Merdeka Copper GoldのWetar銅鉱山から排出される銅、金、銀、亜鉛を含む使用済みの黄鉄鉱を、年間950千tで処理するように設計されている。このプラントでは、硫酸、飽和蒸気、鉄鉱石ペレット、スポンジ銅、鉛亜鉛水酸化物、金、銀ドーレを生産する予定である。インドネシアでは高圧硫酸浸出(HPAL)プラントの追加建設が予定されており硫酸需要の大幅な伸びが見込まれている。
 また、硫酸の生産量を1百万t/年から最大1.2百万t/年に拡大することも検討されている。この硫酸の生産能力の増加は、それに対応して鉄ペレットや金属の生産量も増加させる可能性がある。
 現在、詳細設計、エンジニアリング、およびリードタイムの長い重要な機械設備の調達を進めており、これまでに総額40mUS$を投入する。PT Merdeka Copper Goldは四半期報告書の中で、このプロジェクトの開発は、オフテイク需要を満たすために硫酸と蒸気の生産の最初の流れを促進することに焦点を当てている。
 2021年5月、PT Merdeka Copper Goldは、IMIPでHPALプラントを建設中の非公開の顧客に、長期契約(テイク・オア・ペイ・ベース)で硫酸と蒸気の生産量をすべて売却する交渉を終えたと報告した。
 PT Merdeka Copper GoldはAIMの80%の株式を所有しており、JVパートナーである中国のステンレス鋼大手の中国青山集団(Tsingshan)が残りの株式を保有する。JVは、このプロジェクトの開発に290mUS$を投資する予定である。

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