閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年8月12日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PT Kapuas Prima Coal、他の鉱山会社からの亜鉛供給の可能性

 2021年8月2日付け現地メディアによると、インドネシア証券取引所(IDX)に上場している亜鉛・鉛鉱山会社PT Kapuas Prima Coal(KPC)は、中央Kalimantanの製錬所プロジェクトのために、他の鉱山会社からの亜鉛供給の可能性を探しており、将来的に製錬所の容量を拡大する可能性を示唆している。
 同社の最高財務責任者(CFO)のHendra William氏によれば、他の亜鉛鉱山会社がPT Kapuas社と協力して製錬所の生産量を増やすことができるよう、プライベートポートを建設した。これによって、精鉱や鉱石を購入することができるとともに、この港は戦略的に配置されており、韓国や中国、ヨーロッパにも直接出荷することができるようになる。
 PT Kapuas Prima Coalは、子会社であるPT Kobar Lamandau Minderalを通じて、67mUS$規模の亜鉛製錬所を開発しており、2023年第1四半期の生産開始を目指す。この製錬所は、年間68千tの亜鉛精鉱を処理して、年間30千tの99.99%亜鉛インゴットを生産する能力を持つ予定である。同製錬所の年間30千tの生産能力は、同社が保有する現在の資源に基づいて計画されている。
 また、Williams氏によれば、当初はGlencoreやTrafigura社など複数の国際企業に亜鉛製錬所プロジェクトの開発協力を打診したが、ある韓国の亜鉛会社には、インドネシアに亜鉛製錬所を建設するには、最低でも年間100千tの生産能力が必要だと回答された。
 鉄鉱石や方鉛鉱を採掘し、亜鉛や鉛の精鉱に加工しているPT Kapuas Prima Coalは、2021年第3四半期の操業開始を目指して、年間20千tの99.50%の鉛地金を生産する15mUS$の鉛製錬所の建設も最終的に進めている。
 PT Kapuasは、中部Kalimantan州Lamandau県に5,000haの採掘権を保有する。また、同社は、鉛精鉱17.5千t/年、亜鉛精鉱46千t/年の輸出許可を政府から取得している。

ページトップへ