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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2021年8月13日 リマ 初谷和則

ペルー:Merinoエネルギー鉱山大臣、鉱業エリアの地方自治体や社会団体と協議

 現地紙やエネルギー鉱山省(MINEM)の発表によると、Merinoエネルギー鉱山大臣は、就任直後から鉱山企業や業界団体だけでなく、鉱業活動エリアの地方自治体や社会団体と積極的な協議を行っている。
 2021年8月3日、同大臣はTia Maria銅プロジェクト影響下エリアのTambo渓谷の代表者と会合を行い、鉱業開発に関する懸念を聴取したほか、現政権の鉱業政策方針について説明し、鉱業エネルギーセクターの関係各面とオープンな関係のもとで協議や意見交換を行い、持続的で調和的な投資促進のため、新たな社会的合意を実現したいと述べたほか、「社会的利益(Rentabilidad Social)」の基準を導入する考えを示した。
 さらに、政府はCastillo大統領の就任演説や公約に基づく政策を厳格に遂行する所存であるとし、今後自治体や地域代表者とは直接的なコミュニケーションを行う方針を示した一方、政府の公式見解を反映しないマスメディア情報などに注意するよう呼びかけた。また、政府は地域的視点に基づく投資を促進するとしたほか、政府の目標を実現するにはMINEMだけでなく環境省や農業灌漑省、文化省との連携が必要との考えを示した。また、「政府はTambo渓谷や住民を守る」と表明し、同渓谷における独自の開発実現に必要となるツールを提供するとコメントした。
 そして2021年8月4日、Merino大臣はCajamarca州のLa Encañada区、Hualgayoc区、Sorochuco区の区長3名や同州選出の国会議員と会談した。同大臣は、Cajamarca州はLa Granja、El Galeno、Michiquillayなどの銅プロジェクトをはじめ、金や銀、亜鉛などの案件の投資額は17bUS$を超えるとし、国、地域住民、民間セクターの合意に基づく鉱業プロジェクト開発が可能となる環境を整えたい考えを示した。
 さらに、MINEM職員らが、鉱業セクターによる納税などに由来する財源を活用したCajamarca州の包括的開発促進のためのルートマップの説明が行われたほか、本財源を有効活用するための長期的な視点や計画策定の重要性が話し合われた。最後に、Hualgayoc区における休廃止鉱山鉱害対策を今後も継続することが確認された。

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