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2021年8月16日 リマ 初谷和則

ペルー:Southern Copper社、Tia Maria銅プロジェクトのSxEw施設建設予定地の鉱区が失効

 2021年8月10日付け現地紙によると、鉱業審議会(Consejo de Mineria)は、Southern Copper社Tia Maria銅プロジェクト(Arequipa州)のSxEw設備建設予定地である約200haの鉱区失効を決定した。
 Southern Copper社は、2018年4月に本エリアを巡って対立していた他社から本鉱区を購入し鉱業権者となったが、地質鉱業冶金研究所(INGEMMET)に対し、2017~2018年度分の最低生産量の義務不履行ペナルティを支払わなかったため、INGEMMETは2019年2月に本鉱区の失効を決定した。これを受けて同社は2019年3月に不服申し立てを行い、同年5月に本件は鉱業審議会に移行、2020年11月には口頭弁論が実施された結果、2020年12月29日、審議会は同社の主張を退け鉱区失効を再確定した。さらに2021年4月、同審議会はINGEMMETに本決定を通知した。
 本件について専門家は、今後Southern Copper社は司法に対して鉱区失効に対する抗告を行う可能性がある一方で、仮に鉱区失効によりプラント設備の建設予定地を変更することになった場合、環境影響調査(EIA)や住民合意の手続きをやり直すことになるほか、2019年7月に取得した鉱山建設許可にもリスクをもたらすと指摘している。

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