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2021年8月18日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:環境天然資源長官、新規鉱業プロジェクトの禁止を解除する大統領令に関する実施規則に署名

 2021年8月11日付け現地メディアによると、新規鉱業プロジェクトのモラトリアムと露天掘りの全国的禁止を解除した大統領令(EO)130号の実施規則(IRR)が、Roy Cimatu環境天然資源長官によって2021年8月9日に署名された。2週間後に発効される予定である。
 2021年8月11日の一部報道によると、IRRの特徴のひとつに、全国的に禁止されていた露天掘りを解禁した条項が含まれている模様。IRRの第1次草案では、政府は過去に出された環境天然資源省(DENR)のいくつかの部門命令を廃止、修正、変更した。例として、DENR部門行政命令(DAO)2017-10は、「特に酸性及び(又は)重金属を含んだ水の発生、鉱山廃棄物ダンプの侵食、及び(又は)尾鉱ダムの地質災害に対する脆弱性により、環境に悪影響を及ぼし政府の永久的な負債になる。」という理由で、国内の露天掘り鉱山を禁止していた。
 ただし、同8月12日付け同メディアによると、DENRはDAO No.2017-10や露天掘りの禁止を全面的に解除しようとした規定をIRRに盛り込まなかったとの報道があった。これに対して、フィリピン鉱山会議所(COMP)は声明の中で、露天掘りの禁止を維持するという政府の決定は、「ほとんどの採掘申請が露天掘り法の使用を提案しているため、EO130号の精神を否定することになる。」としている。

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