閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年8月24日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:DMCI Mining社、2021年上半期の純利益出荷量と価格の上昇で利益が急増

 2021年8月18日付け現地メディアによると、DMCI Mining社は、記録的な出荷量とニッケル価格の上昇により、2021年上半期の純利益が2020年同期の241mPHP(フィリピンペソ)から409%増の1.2bPHPに急増したと報告した。2021年上半期の収益は、2020年同期の1.2bPHPから123%増の2.7bPHPであった。
 DMCI Mining社は、2021年1~6月までに1.24百万wmtのニッケル鉱石を出荷し、同社の過去最高の出荷量となり、前年同期の0.853百万wmtと比較して45%増となった。
 総出荷量のうち、関連会社のBerong Nickel Corporation(BNC)社からの出荷量は718千wmt、Zambales Diversified Metals Corporation(ZDMC)社からの出荷量は522千wmtだった。両社の鉱山資産がフル稼働したのは今回が初めてで、DMCI Mining社の社長であるTulsi Das C. Reyes氏は、Berongニッケル鉱山の操業期間を2021年6月から同年第3四半期まで延長することができたため、2021年下半期の出荷量は堅調に推移すると予想する。
 出荷されたニッケルの平均品位は、2021年同期の1.39%から1.37%に低下した。これは、中国のステンレス鋼生産量が急増していること、電気自動車(EV)の需要が旺盛であること、インドネシアのニッケル鉱石輸出禁止措置が継続されていることなどによるものである。
 Reyes氏は、「ニッケル価格の上昇傾向は、生産と消費のギャップがあるため、今後数か月は続くと思われる。主要なニッケル生産者は、COVID-19のロックダウンや様々な操業上の問題により生産量が減少しているが、工業生産はまだ活発化している。」と述べた。

ページトップへ