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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2021年8月25日 北京 塚田裕之

中国・アルゼンチン:チベット珠峰、藍暁科技とアルゼンチン塩湖のリチウム開発及び技術協力を検討

 2021年8月19日付け報道によると、2021年8月16日、チベット珠峰工業株式有限公司(以下、チベット珠峰)の黄建栄董事長は、西安藍暁科学技術新材料株式有限公司(以下、藍暁科技)の寇暁康総経理、郭福民副総経理ら一行と会談し、塩湖かん水からのリチウム開発や技術協力等について意見交換を行った。
 最初に、藍暁科技の寇総経理は、同社の吸着分離技術を用いた塩湖かん水からのリチウム抽出における国内での強みや実績を紹介した。これまで、藍暁科技は蔵格リチウム業社、錦泰リチウム業社、五鉱集団等に吸着剤や吸着装置を提供しており、現在、国内で唯一、塩湖かん水からのマルチセット工業化プロジェクトを提供できる企業である。2021年にはチリSQM社、豪Anson Resources社といったリチウム塩メーカーにリチウム抽出/廃棄物除去ラインを用いた実験サービス業務を提供、その吸着分離技術は海外でも認められている。
 これに対し、チベット珠峰の黄建栄董事長は、同社がアルゼンチンに保有する塩湖かん水からリチウムを抽出するプロジェクトについて説明を行った。同社はSal de los Angeles塩湖とArizaro塩湖にプロジェクト(いずれもSalta州)を保有、塩湖の総面積は400km2を超える。このうちSal de los Angeles塩湖のリチウム濃度は600mg/L、マグネシウムとリチウムの比率は3.7以下、確定リチウム埋蔵量は200万t(LCE)で、現地に蒸発濃縮プロセスを取り入れた2,500t規模の炭酸リチウム生産プラントを建設した。Arizaro塩湖は現在探査評価段階にあり、リチウム濃度は30~979mg/L、マグネシウムとリチウムの比率は14であり、リチウム資源ポテンシャルが大きいとされている。
 チベット珠峰の黄董事長は、優れたリチウム資源を持つ当社と、国内最先端のリチウム抽出技術を持つ藍暁科技が事前に協力して実験を行うことを提案し、更に現地では異なるリチウム濃度のかん水や解析設備を提供できる、と述べた。

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