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ニュース・フラッシュ

鉱種:
アルミニウム/ボーキサイト
2021年8月25日 北京 塚田裕之

中国・ガーナ:博賽鉱業集団、ガーナのボーキサイト事業からの撤退を決定

 2021年8月18日付け報道によると、博賽鉱業集団は、80%の株式を保有するガーナGBC(Ghana Bauxite Company)社とのリース契約を更新しない旨、ガーナ政府に書簡を送付し、これにより本契約は2022年1月9日に期限満了となることが決定した。これを受け、同国北西地域にあるBibiani-Anhwiaso-Bekwai地区のAwaso村には緊張や不安が広がっている。
 Awaso村及び周辺地域の一部の住民は、主に鉱山労働で生計を立てており、この撤退によってGBC社の700名の労働者らは、自らの仕事や同国で唯一稼働するボーキサイト鉱山の将来を懸念している。一部の労働者は政府に対し早急に他の投資者を探すよう求め、また別の労働者は退職手当の支給を求めている。
 しかし、GBC社は既存採掘鉱床のマインライフを6か月以内延ばす計画であり、近傍地に新たに鉱徴地を開発する予定である。そのためには1年間、多額の資金投入をしなければならない状況である。
 博賽鉱業集団は、2010年から本事業に参入、これによりGBC社は赤字から一転、黒字に転じた。また生産量も、以前の60万t/年から140万t/年と大きく拡大した。
 博賽鉱業集団の事業撤退にあたり、董事会は2021年8月12日、Awaso村のGBC社本社にて労働組合責任者らと会合を行った。この中でGBCのJ.K.Fang社長は、2020年1月に鉱業リース契約の延長更新を申請し、現在依然審査中であると明らかにした。また2021年6月30日には政府に報告書を提示し、2か月間で今後の方向を決めるよう求めた、と述べた。政府の回答期限は2021年8月30日である。

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