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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類
2021年8月31日 ジャカルタ 白鳥智裕

マレーシア:Lynas社、水浸出浄化残渣の永久処分施設の建設の承認期限延長と鉱業ライセンス更新に係る控訴に対抗

 2021年8月23日付けLynas社ニュースリリースによると、マレーシア規制当局は、水浸出浄化(water leach purification:WLP)の残渣に係る永久処分施設(Permanent Disposal Facility:PDF)の建設開始に関するライセンス条件をみたすための期限を6か月延長し、2022年3月2日とした。これは、現在のCOVID-19の条件による制約を考慮したものである。同社は、引き続き、関連する政府および規制当局と生産的に関わり、PDFの承認を進めていく。
 2021年7月29日に発表したとおり、クアラルンプールのMalaya高等裁判所は7月28日、反Lynas活動家が開始した政府によるプロセスの見直しを求める司法審査手続きを却下し、マレーシア政府が2019年8月に下したLynas Malaysia社の4つ目の操業ライセンスの更新を決定した。Lynas社は、反Lynas活動家による控訴通知を受け取った。Lynas社はこの控訴に対抗する予定である。Lynas Malaysia社のプラントは現在、2020年2月に付与された5つ目の操業ライセンスの下で操業している。
 今回の訴訟は5回目となるが、いずれも棄却されているLynas Malaysia社は、国際原子力機関(IAEA)とマレーシア政府による2018年Excecutive Review委員会の2つのレビューを含む、4つの独立した科学的レビューの対象となっている。すべてのレビューでLynas Malaysia社はリスクが低く、関連する法律や規制に準拠しているとされている。2015年のIAEA報告書では、「操業の継続に反対する人々が示した恐怖に対して、科学的な証拠に基づく裏付けを見いだせなかった。」と述べている。

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