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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2021年9月2日 サンティアゴ 椛島太郎

チリ:新鉱業ロイヤルティ法案、上院鉱業エネルギー委員会が承認

 2021年8月31日、上院鉱業エネルギー委員会において新鉱業ロイヤルティ法案の採決が行われ、賛成3票、反対2票で法案の主要部分が承認された。本採決に先立ち、4名のゲスト(CESCO、CEP、CRU Chile、SII)が、2021年8月25日にも8名のゲスト(SONAMI、Teck Resources社、財務省委員他)がプレゼンを行い、様々な税の提案も行われた。
 上院ニュースリリースに掲載された各委員の意見、コメント等は以下のとおり。
(賛成)
・Yasna Provoste委員長(上院議長)
 我が国にはどのような鉱業が必要であるか、そして鉱業が国の発展にどのように貢献できるか、自問することが不可欠である。新ロイヤルティは技術的な決定であるだけでなく、政治的アイデンティティの決定でもある。集合財産の価値とは何か、そしてそれを市民の生活の質を向上させるにはどうすれば良いかを自問しなければならない。
・Guido Girardi上院議員
 チリには、公正な課税を行うことにより、鉱業を再合法化する機会がある。チリ人は銅国有化の時代に自国の鉱業を誇りに思っていた。しかしその後、鉱業による利益がほとんど手元に残らないことが明らかになり、現在、鉱業セクターは高く評価されておらず、脅迫的勢力となっている。
・Isabel Allende上院議員
 委員会に招いたパネリストらから提供された数々の見解を十分理解し、民間鉱山会社の税負担はわずかなのかどうかを考えてみた。今日、土地と天然資源は全ての人によって所有されているため、鉱業セクターが全ての人にもたらすべき真の貢献について考える必要がある。
(反対)
・Alejandro García上院議員
 全ての税務問題対応は共和国大統領だけに限られているため、この法案は違憲である。全てのパネリストは、さらに努力が必要であると考えさせたので、この点に疑いの余地はない。政府にこの点に関して何かを提案してもらいたい。
・Rafael Prohens上院議員
 鉱業特別税(IEAM)が作成された際、ロイヤルティが念頭にあり、実際、当時の政府はそのように言っていた。鉱業が国に更に貢献できることには同意するが、それは法的枠組みの中で行われなければならないように思う。

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