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2021年9月8日 リマ 初谷和則

ボリビア:金採掘協同組合組織、首都La Paz市内で2日間の抗議を実施

 現地紙各紙によると、金採掘地域鉱業協同組合連合(FERRECO)、La Paz北部金採掘鉱業協同組合連合(FECOMAN-La Paz)は、鉱業冶金省と傘下の組織が、金の採掘を巡って2021年6月から続いているラパス北部Mapiriでの協同組合、地元コミュニティ、農民、先住民の衝突の解決等の要求に応えなかったとして、2021年8月25日に首都La Paz市内で、組合員を動員して道路封鎖等の抗議行動を実施した。2021年3月以来、協同組合セクターは政府当局と複数回の会合を重ねてきたが、要求への対応はとられていないため、Arce大統領に会合を要求し、会合が行われない場合には国道を封鎖、市内でハンガーストライキを行うと警告した。また、セクターの状況と問題を理解していないとし、鉱業冶金省の大臣、次官、局長と、鉱業行政管轄局(AJAM)と鉱物輸出登録サービス局(Senarecom)の局長の交代を要求した。
 要求には、協同組合員に対する健康保険の付与の他、全国金鉱協同組合連盟(FECMABOL)の法的地位の承認、金に関する法律案のための税制法案、鉱業冶金法(法律第535号)第151条(協同組合の契約につき、国内外の民間企業との提携を禁止)の修正、生産活動の発展にも悪影響を及ぼすAJAMの過度の官僚主義の廃止等への対応も含まれていた。
 そして、Villavicencio鉱業冶金大臣は2021年8月26日、同省次官、大統領府のVillca社会運動調整次官と共に記者会見を開き、2日間の協議の後、FERRECO、FECOMAN-La Paz、FECMABOLと合意に達したと発表した。協議には鉱業冶金省の閣僚と技術者の他、経済財政省閣僚、大統領府次官らが参加した。同大臣は、今回議論されたポイントは、環境保全、検査、鉱山の合法化、違法侵入、販売についてで、ラパスでの金の採掘を強化するために明確且つ透明性のある採掘契約を結ぶ必要があり、また、検査に関しては、鉱業行政の透明性を高め、違法侵入の問題の解決策を模索するための管理メカニズムを確立するとした。さらに大臣は、今後も協議が続けられるとし、今般の合意により鉱業が成長し、ボリビアが強化されると述べた。2021年9月に開催される鉱業サミットの前に結論が出されることとなっているところ、協同組合側はこの合意を評価し、今後の協議の進展に期待を寄せるとした。また、ラパス市内で行われていた抗議行動を一時停止すると述べたが、政府が合意を守らなければ封鎖を再開、非常事態を維持すると述べた。

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